ご報告 「武相荘×星霜軒」 その2

「武相荘×星霜軒」 その2

茶室で行われる月釜は写真があまり残らないのですが、今回は皆さんがカメラを使ってくださいました。第二弾を掲載します。

恒例の記念写真。
各回が30名くらいでしたので、二回に分けて記念写真を撮りました。

お茶を飲む、という方法で、私たちを支え、共生してくれる方々…お顔を見るのは本当に楽しみで、あとから記念写真を見るのも楽しみのひとつです。

遠く、宮城や山口から来てくれる茶友、千葉から車を飛ばして来てくださる大先輩茶人、親子で飽きずに来てくれる未来派茶人さんたち。

いつもお顔を浮かべながら仕度します。
会記に込めた思いを、幾重にも汲み取ってくださる心豊かなお人たち。
お茶に含むべき美味しい空気を作るには、主客の呼吸が澄んでいなくてはなりません。
星霜軒の月釜の一番のご馳走は、お客様のお顔ぶれです。

全四回が終わってから、武相荘の牧山館長をお招きしての歓談。
ひょうたんらんぷ展示をしていた谷吉夫妻と、社中スタッフも。
道具のひとつひとつに興味関心や感想をいただき、楽しい時間になりました。
能ヶ谷ラウンジの、いつもと違う雰囲気も珍しげに眺めては褒めてくださり、茶会の定期開催化や、母屋での非公開茶会の構想など、新たなイマジネーションの世界が広がりました。

終わりは始まり。
片付けは明日への仕度。
きりのないことが生きてる証。

別れ来て、荷を解き、洗濯し、仏壇に報告し、亭主双服する。
水屋見舞いを並べ、産地や老舗から、頂いた方の顔を浮かべる。

今日の業を成し終えて、心安く…
明日もまた暮らしが仕事。

好日をありがとう、「風の二人」の次郎さん、正子さん。
星霜軒を与えてくれてありがとう、「星の二人」の正人さん洋子さん。
何かと何かの間に自分の身をおいて、双方に繋がるもよし、繋ぐもよし。
どこにいるかが問題でなく、いまいる場所で何をするかが、存在であり、自分そのものです。

天の配剤に合掌。