星霜抄 2026.7.4,5

〜「星合の茶会」を終えて〜

お陰様で2日間の記念茶会を無事に終えることができました

雨予報の筈が夜中と明け方のみ雨…
露地や庭園はしっとり輝き
人は不思議なほど雨に当たらず
お客様も傘を使わずに済みました

ご予定くださった164名の皆様がお出ましくださり好日となりました
改めて感謝申し上げます

智浩が教授となるとは…
銀河から見ている父、吉森正人教授(宇宙物理学博士)も大いに悦んでいるでしょう

以下に吉森の挨拶を載せます
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謹啓 白南風の候

本日は『星合の茶会』に御光臨賜り誠にありがとうございます

昨年五月京都 今日庵にて坐忘斎お家元より教授資格を拝命いたしました

二十五から茶道を学び始め二十五年 そのきっかけをつくってくれた母が星に なって二十年 私が志したものに対していつも全力で応援してくれた父が星に なり十三年が経ちました

宇宙物理学者の父と茶道教授の母 両親と暮らした 家が 敬愛する妻ひかりと共に生き 日々の稽古 月々の茶会に絶えずお人の 集う場所 星霜軒に生まれ変わって同じく十三年が経ちました

茶の湯を通じて関わる全ての方のお蔭と衷心より御礼申し上げます

この度遅蒔きながら報告と感謝の御茶一服を差し上げます

心優しい人たちに囲まれ 世界を彩る七宝繋模様の光の輪の一つとして 余計 なことを考える暇もなく日々「暮らしが仕事」を一所懸命に生きている私 その姿を父母には終ぞ見せることができませんでしたが 両親が望んだであろ う未来 「いま」を幸せに生かされていることは 皆様が何よりの生き証人で あると存じます

私たちが惹かれて止まないのは直向きさと健気さ 優美さの中に仄見える透き 通った哀しみ すなわち人の心の「イノセンス」です

床の間に古筆を掛け 先人たちが遺した道具に今朝咲いた花を入れ 湯を沸し 茶を点てる時 過去と現在が和らかに溶け合って 歴史上の人物とも一座して お茶を喫む心地がいたします

人生は想い出のミルフィーユを共につくり味わ う人と出逢うための旅なのかもしれません

この茶会では義母 松浦宗靖の愛弟子 私の妹弟子である中村宗晶社中が言祝 の副席を掛けてくれました

一人っ子で生まれ育った私がこれほど多くの素晴 らしい兄弟親戚を持つ日が来るとは 正に茶の湯の冥加に尽きます

私は果報者です 謹白

令和八年七夕月吉日
  星霜軒 𠮷森宗浩

※会記は画像にて掲載しております