ご報告 青年部50周年記念茶会

青年部50周年記念茶会
力尽きてアップしていませんでした

私には12年ぶりの増上寺での茶会
前回は青年部の部長期でした
地下のホールで暗い中に
光る立礼棚を作りました
男子で構成した席で
吉森は会員としてお点前していた記憶…

この度は、歴代ブロック長席、と題した濃茶席をお手伝いし、一日、運び方でした

干支がちょうど一回りする間の
様々な変化の大きさに驚きながら
変わらない東京タワーをみやる…

いや、その東京タワーさえも
役割を大きく変えていたのでした

歳歳年年…

軸は25年前の周年席で青年部だった先輩らが
かけたもの

私も30代から50代に変わって
先輩たちも一回り年を重ね
雛だった自分は鶴になったのか
何になったのか

花は賀茂本阿弥
照葉はヤマコウバシ

数の茶碗を歴代ブロック長が持ちより
どの茶碗が誰の造りか、
そして誰の持ち物か…
歴代先輩の茶味や趣味を確かめながら覚えました

朝からハイテンションの先輩たち
昼過ぎには背中にあたる午後の日差しに
廊下でこっくりこっくり…(笑)

物には人が宿り
人がまた物に色や物語を着せていく

後半は『いいまつがい』や『度忘れ』も
愛嬌とばかりにフォローを入れ合い
チームワークと仲の良さを確かあう

神楽坂の中華で乾杯しながら
青年部は竜宮城で
いまもまた竜宮城なんだと思う

青年の船に乗った頃
元気一杯あばれていた先輩たち
プリプリに若く弾けていた自分

くるりくるりくるり…
干支は何回、回ったのだろう
くるりくるりくるり…
あと何回、回るのだろう

茶入の銘は、昔語り
茶杓の銘は、玄徳

語り尽くせない想い
語られることはない想い

懇親会でいただいた卒業のバラ一輪
いままで何百本と用意してきたバラの花
でもこの一輪は私だけの特別な一輪

ひとたび卒業のバラを授かり
南北東西に活路を経て帰宅する
夕処朝遊無賓主
暖かい家人と交わす一碗の有り難さ
……

感謝、合掌、仕え合い