華甲記念 ~粟田焼 安田浩人 茶陶展

《華甲記念 ~粟田焼 安田浩人 茶陶展》

10月26日(水)まで京王新宿6階京王ギャラリーにて開催中。
※最終日は午後3時閉場

ひかり「やっぱり安田さんは、今仁清ですよ!」
吉森「そのためには、今宗和がいないと…」
安田「そうは(宗和)させるか!!」

柄杓がすべらない建水で知られる安田さんですが、絶対にすべらないトークはさらに有名です。
華甲にちなみ、作品の意匠にいつもより菊多め、蟹は一匹。効かし色の赤は渋めのワインレッド。

菊の透かしや輪花などの造作は変わらず端整。
香合や振出、茶巾筒に蒔かれた金粉は増量サービス中。
安田さんのブルボン王朝的な振出や巾筒は、星霜軒で稽古している大学生たちにも大人気です。

「どこで誰が焼いたのか、わからないものをつくりたい。」と、信楽の薪窯で焼かれた薄青い灰釉「浩人ブルー」の茶碗、水指は造形も釉調も新境地で、目に残りました。

安田さんの作品には我が家でも出会えますが、安田さん御本人に東京で会えるのは、ひとまず明日までです。