振り返り投稿です
京都から琵琶湖へ移り
長浜にて太閤温泉に逗留し
近江孤篷庵へ立ち寄る
炎天下の田畑に白鷺が舞い降り
万緑の山並みを後ろ楯に
広大な駐車場に車は私たちのひとつきり…
早朝の雨に潤う参道を歩むと
白花の野薊が万緑草中に
ほつほつと灯る…
遠州公に微笑みかけられた気がする
人気はなく囀ばかりこだまして
苔に宿る露を踏むたびに
隠れ里とはかような処と納得する
細やかな参道の先に
厳めしさより気品を感じる山門あり
さても住職の急用で拝観謝絶…
残念さもあるが
誰にも会わない静けさの中での
小堀家代々(6代まで)を墓参
やはり初代の擬宝珠が一番美しい
栗のような愛らしさがある
ふと足下に気配を感じると
沢蟹が横切っていく…
後を追うと
ハサミを振ってご挨拶
昔話の中に滑り込んでしまったかも
歴代藩主より一段低い前列に
家臣団の墓がひしめく
男女混ざり墓石が触れあうほどに
近々と林立する
電車や茶席で座る場所を譲り合うかのように
主の隣に奥方の墓を後からギュッと
押し込めたような場所もあり
なんとも微笑ましく
優しい気持ちになれる墓所である
ひとつひとつの墓石がアート作品で
起上がり小法師のような自然石あり巨大カタツムリを載せた墓あり
切妻や唐破風の石屋根つきあり
実に自由で個性的!!
なんて楽しい墓地でしょうか
ここはチーム遠州のメモリアルアートのギャラリーとなっている
みんな並んでラインダンスか
マツケンサンバか
丘(舞台)の上で
山を背景にして手を繋ぐように
小室城下を見守っている
小室一万石…
きっと遠州公が望んで
故郷の小谷城下のこの地を
晩年の棲みかに賜ったのだろう
六代で改易となった後
昭和初期まで廃寺だったこの地に
再び綺麗寂が訪れたことは嬉しい
ご住職 また参りますね
お体を大切にお過ごしください
すぐ近くの五先賢の館からも
今はなき小谷城を見上げる
「浅井」という強い絆で繋がれながら
広いフォーメーションで時代の変遷を巧みにカバーした面々を偲ぶ…
藤堂高虎もその一人
(資料館の遠州公年表に
松花堂昭乗の記載がないの寂しい)
館長の佐治さんが長時間
丁寧なご案内をくださり
縁側から庭を見ながら語らう
再び鷺の下を走り
インターに向かう頃は
西日になっていた
…壺中は時間の流れが違うのだな

































