ご報告 新潟市「天寿園」での茶会 その1

天寿園その1

新潟は薄曇り、明日から茶会をする天寿園に到着しました。

荷ほどきを終えたら、中国庭園を早速、見学。
ご縁をいただいたこの地には、それまでお茶で親しみを感じていた陶淵明や乾隆帝にゆかりの景勝を模した様々な意匠があり、大陸と時代を行き交う旅をした気分になれました。

どうみても中国旅行のアルバム!

それもそのはず、全て中国の景勝地を、中国の素材を運び、中国の造園家、中国の建築家が手掛けた写しですから、本物の中国庭園なのです。

天寿園には、中国庭園と日本庭園が隣り合い、水を結界に繋がりますが、境にある木道からは、敷地外に隣接する、自然の潟を眺めることができます。
芦原に朝夕は優美な野鳥が集います。

天寿園の庭園が、潟から大量の水を引くように、日本文化の源流は、中国文化から多くを引いています。
両国の関係を美しく目で見ることのできる天寿園。
製作者の意図や哲学が素晴らしく、後生に残し、皆で愛でたい場所です。