ご報告 首都大茶道研の『みやこどり茶会』2018

~1.プロローグ編~

心吸われそうな青空に
まだ緑を帯びた銀杏の黄葉

瞬く間に過ぎ行く青春のお茶を
たっぷり目に写し
ほんの少しカメラに納めに
青さが好きな茶友と
半日を南大沢に遊びました

世代交代の早い学生の為に
何編かに分けてアルバムにしておきます
(学園祭への協賛社一覧の看板も(笑))

都立大が首都大になり都立大に戻っても
変わらずつづく茶道研…☺️

しかし中身は一瞬一瞬
全く違う輝きに満ちています!

~2.本席 茶箱席~

今年のテーマは『行雲流水』
とらわれない心でお茶の喜びを表現したいと

本席は、茶会では初めての試みという茶箱
おりしも東山魁夷展のさなか…『谷間』写し
お菓子や香合
随所に水の流れを感じる席

嬉しいのは
部員の父兄(といっても、お母様とお婆様たち)の方たちと一座できたこと

寄り付きでは、ご本人の居ない間に、幼少時代のエピソードまで聞いてしまってうふふ(笑)

ますます親戚のおじさん、おばさん気分ですが
部員一人一人が、なおいっそう、個性豊かに輝いて見えました

本当に一年は速い…

年に四回の茶会も、二度の合宿も
美しく自然と
茶道具と
お点前に取り組む姿と

行く雲や
流れる水のように
過ぎていきながら
かつ目の前に在る

ピシッと決めつつ笑顔のゆとりを持つ三年生
きびきび働く二年生

かわいい千鳥たちの賑やかな小舟が
愛しく美しく元気に旅立っていき…
波の向こうにまた次の舟が来る

~3.一年生による新しいシンクロ点前~

今年のもうひとつの試みは
一年生によるシンクロ点前の席
五月の三井ホールでメジャーデビュー?した
三年生男子により口伝

ラヴェルのボレロから一変!
雅楽で来るとは、、、
一本取られた気分です🍀

水屋のない部屋を舞台に
巧みさとサプライズ満載の茶席に
総礼後は拍手喝采
結界は建築学部の部員の手作り

靖子句
『日燦々落ち葉燦々一壺天』の短冊
別世界を見事に造り出した創造性豊かな席
半東や運びもピタリと揃って
一年生のチームワークに
未来への期待が膨らんで
胸がいっぱいになりました

私と同世代が多いお母様方とは、
同級生みたいな気持ちになりました(笑)

『大学に入ったら、アスリート系のサークルで一気飲みとかするかと心配していたのに、茶道部に入ったっていうから本当に驚いて、嬉しくて嬉しくて…』と言うお婆様の言葉が耳にこだましています