去る12月2日(日) ~1~
五島美術館にて吉森社中主催『半世紀茶会』をいたしました
紅葉美しい頃、『東西数寄者の審美眼』を展示した美術館とともに、濃茶、薄茶、香煎の三席を巡っていただきました
社中のみでの開催に不安もありましたが無事に百名近いお客様を迎えることができ感無量です
この星に遊ばせていただくこと、半世紀が経ちました
幼い頃より育っな上野毛の町
その中でもとくに半世紀前と変わらない佇まいの五島美術館周辺に
ひとときタイムスリップいたしました
東西の鉄道王が何を思い、茶の湯に惹かれていったのか、禅語や草庵を通じて何を生命エネルギーに変えて生きていたのか
シンパシーを交えてみました
松浦の家に生まれ、梶の葉を背負ってお茶をして参りましたので
平戸への思慕を静山手びねりの茶入に託し
甲子夜話から狂言『福の神』へと追想し、賓客皆様のご多幸を祈る席としました
薄茶席は、このたび茶名を拝受しました竹中宗華が席主を努めました
産休、子育ての多忙な中を縫って星霜軒に通っての支度…
<『光華日々』は、私と光先生の出会いそのもの>と選んでくれました
趣向全てはここで語れませんが
家族が見守る中、たおやかで華のある席主の姿に私自身がもっとも感動していました
吉森の香煎席では、星野立子の炉火の句に始まり、靖子句集『えにし』を飾り、茶俳連理を静かに添えて、甘酒屋に徹した一日(笑)
星霜軒の露地に成った柚子も、刻まれて甘酒の口取りで参加し一陽来復、冬至までの皆様の健康を祈りました
写真は少ないですが、追って方々からのスナップもアルバムに寄せます
タグもおいおいでご寛恕ください
アルバム1は集合写真~濃茶
半世紀茶会 ~2~
濃茶・薄茶・香煎席
席中風景等
写真は、カメラマンの船戸賢一様始め、社中、お客様からお寄せいただきました。
皆様ありがとうございます。