新年明けましておめでとうございます

今年の年賀状はこちらでした

SNSでの連絡の度合いが、近年とくに増えましたが、互いの住まいを知るお付き合いは、また格別ですね
細々ですが、賀状をやり取りする文化も楽しんでおります
迅速には参りません
我が家の年賀状は素材から育てた手作り
じっくりとろ火の煮込み料理です

今年の絵は『光の小径』と題した、ガラスと丸太の飛び石を配した、第二の露地、星霜軒への別ルートでした
『ガラスは光を溜める装置。目には見えない光を見せるためのしつらい…』
そう語る西中さんの澄んだ目を見ているときに思い立ち、施工は木村さんの指導の下、みんなで力を合わせて造りました
それはあたかもバーベキューを楽しむような、アウトドアの夏の思い出でした

『作家は三度、旅をする
想像と、実際と、書くために振り返る旅、そのどれもが、唯一無二の旅である』

とは、誰の言葉か忘れました(笑)し、後半はほぼ私の言葉ですが!
最近は、茶事も茶会も、日々の稽古も、こうした普請も、同じことが言えます
強いていうなら、普請は、プロにお任せすることが多く、実際の旅を味わえないこと
それがこの光の小径では叶いました

学生や近所の社中と一緒に、お日様の下汗を流したときの、あの心弾むような、ひたむきで無心な時間を、飛び石に閉じ込めて並べました

魔法の国に繋がる露地を、是非、スキップしにいらしてくださいね