第二回 かまくら月釜 会記

かまくら月釜の二月会記です
まだ寒かった鎌倉へお運びくださった皆様に改めて御礼申し上げます

毎度、亭主として豊かな時間を過ごさせていただき、ご縁に感謝します

私たちがお客様をもてなしている筈ながら…
いつのまにか場所と道具を通じて、古の茶人の人間関係に私たちが混ぜていただいているような不思議な気持ちになれます

大大大先輩がたに囲まれ、静かに点前を見られているような…
緊張と安心の間を揺らぐ自分
そこには謙虚で素直な私がいるようです🙂

第二回かまくら月釜 会記
主 星霜軒 2019.2.23

床 利休会記 天正十八年十一月二日
花 白玉 源平木瓜
花入 千利休作 竹一重切 銘中サマ 宗旦在判
香合 黒 獅子香炉 長次郎造

風炉先 小更紗
水指 古伊賀 四方 耳付 宗偏在判
釜 廣口 辻与次郎造 河田松壽極
炉縁 雪華蒔絵 本願寺伝来
薄器 象牙 棗 梅紋 時代
茶杓 金森宗和作
茶碗 綴目 野々村仁清造
替  黒 四方庵文字 楽道入造
数  高取 十四代亀井味楽造
蓋置 織部 竹 時代
建水 南鐐 菊毛織 中川浄益造

茶  鵬雲斎大宗匠好 栄の白 辻利詰
菓子 古布志 梅花亭製
器  縁高 真 前端春斎造