ご報告 東京キモノショー2019 ひかりの茶会

東京キモノショー2019
『ひかりの茶会』竹取物語
五日間の茶会を無事に終えました
ありがとうございました

5日間の茶会を振り返ります

第一日目

編集中です。後日公開いたします。


第二日目 野点MIX

旅箪笥、盆略、日月盆…と
様々なお点前で、人々が思い思いのリズムに野点のお茶を楽しむ初夏を表現しました
かぐや姫の元風景となった里山の美しさを思い、お菓子は『木漏れ日の路』としました

社中に学生や遠来の仲間も加えて、キャストもMix

たくさんの茶友が来てくださり、感謝感謝です。


 

第三日目 かぐや姫と五人の求婚者の物語り

ひかりの茶会第三日目
竹取物語も場面を都へ移しました
かぐや姫と五人の求婚者の物語り
お菓子は『燕の子安貝』

姫役は交代で、貴公子たちはでずっぱりです(笑)

16時からはファッションショーの一部に出演させていただきました

お点前の所作とふくさ捌きのみのエア点前を初めて取り入れた、イマジネーション茶会

星霜軒名物、シンクロ点前『ボレロ』編で、社中、学生、ジュニアの12名がステージに立ち…いや、座しました

ランウェイでお点前。
なかなかない機会でした。


第四日目 子供時代を回顧するかぐや姫

東京キモノショー2019
『ひかりの茶会』第4日目の風景

竹取物語は後半に入り、都の暮らしに疲れ、里山の景色や子供時代を回顧するかぐや姫の心情を表現する試み

十五夜が近づくと泣き暮らすようになるかぐや姫はナレーションで語り、お点前は凛と、明るく

5月5日のこどもの日にちなみ
小学2年、4年、中学2年生の三人がユニットを組み、盆略点前

薄器は、果物を型どった容器を見立てて
各人が自分の好きなものを使いました
桃、デコポン、洋梨

朝早くに来て自主リハーサルをしてくれた三人
並びや入り方、順番も、いろいろ考えて工夫しながら、三人が決めました
その意識の高さには敬服です

三人からは
『全6回では少なすぎる
と不満の声があがるくらいで、
あっという間の一日でした
(昨年まで一日8回やっていましたので😅)
スミマセンくたびれてきたのか写真があまりありません

(語り、兼、カメラマンをなんとか卒業したいのだが、、、(^_^;))
でもやっぱり、自分でも納得しく撮影がしたいし
お客様目線で、カメラに納めようとする視点が、また次の参考になるので、これも必要なのかしら…

 


第五日目 竹取物語の終幕は月に帰る日

東京キモノショー2019最終日
『ひかりの茶会』フィナーレ
竹取物語の終幕は月に帰る日
そして、月から見た地球をお菓子に写してみました

故郷の星にある、竹林や里山の記憶を宝物にして、茶箱に詰めていとおしむかぐや姫を表現

月の都で、茶箱のデュエット点前です
この日は交代でみなでお点前

昨年のひかりの茶会でお客様だった二人が、夏から稽古を初めて
この日にお点前デビューを果たしました嬉しいです

キモノショーならではのコバルトブルーの着物は昨年のキモノショーで
成瀬優さんに頼んで誂えたもの…
私は斑に
吉森は無地に引き染めしたオリジナル

反物も五枚繻子で特別に織っていただきましたが
やはり、光沢が違います!

成瀬ブルーで合わせましたら、お客様でみえたローザさんと揃いで三人!
月の都の制服みたい(笑)になりました

長かったような
あっという間のような五日間

翌日は曇りと小雨の中
二人が片付け手伝いに来てくださり
全ての道具が無事に収まりました

茶会全体はひとつのお点前です
お仕舞いは、終わりでなく、
また次の一碗への大切な支度です

ありがとう
また次のひかりの茶会まで
月を見ては己を磨きます

皆様に感謝
ご縁に感謝
お茶に感謝

留守中に窓の緑が増しました
楓が窓につきそうなほど繁りました

旅を終えて帰りついた星霜軒
都わすれを一輪、二輪…
卓上に余韻