第五回かまくら月釜 会記
主 星霜軒
令和元年五月十八・十九日
一条恵観山荘
床 後陽成院 中和門院 宸筆和歌短冊 古筆了音極
※新古今和歌集巻一 春上 二十三番
家の百首歌合に余寒の心を 空はなほ霞もやらず風さえて雪げにくもる春の夜の月 摂政太政大臣九条良経
※新古今和歌集巻十三 恋三 千百九十九番 風に寄する恋 きくやいかにうはの空なる風だにも松に音するならひありとは 後鳥羽院宮内卿
花 十八日 一初 梅花空木
十九日 芍薬 小葉の髄菜
花入 白錆竹編夷籠
香合 唐物 青貝入隅内朱
風炉先 止観亭金更紗
風炉 唐銅平丸 蝶鐶付 名越浄味造
釜 石州好 瓢箪 名越昌晴造
水指 佐波里 平 鎹 時代
茶入 長 金森宗和銘三穂 近衛家伝来 野々村仁清造
仕覆 唐織撫子文
茶杓 一条恵観作 小堀篷雪書付 古筆了意極
茶碗 赤 藤村庸軒造
替 黒 東陽坊写 山田宗偏造
赤 閑事庵造
薄器 棗 桐蒔絵 江戸時代
茶碗 編笠 金森宗和所持
古清水 虫籠絵
蓋置 煤竹錺鎹 金森宗和造
建水 木地曲
莨盆 宗和好 朱 手付
火入 古染付 宝尽
莨入 青貝 宝珠 時代
煙管 庸軒好 南鐐 筋
茶 宇文字 辻利一詰
坐忘斎好 群鶴の白 伊藤園詰
菓子 錦玉製 銘糺の森 井上宗豪製
菓子器 縁高 真