令和二年社中初釜

20200112令和二年社中初釜

同じ景色の繰り返しのように見えて
毎年新たなお顔があり
個性の遭遇と化学変化が起きて
新しいエピソードが誕生する初釜!

初釜は天体観測に似ている
と思う私たちです✨

松葉はたくさんに繁りながら
少しずつ新陳代謝して青さと張りをみなぎらせる

年輪は薄く微かに
毎年円相を描き続ける

そのことがなぜ
胸を熱くするほど有り難いのか…

その理由は日々の好日にあり
結果もまた日々の好日に映し出されていく
写し取ったり
押し止める術はなく

ただその時どきを
味わい尽くして流していく

それは香りや湯気のよう…

初釜は定点観測であり
感謝と願いの神事だと思う

懐石は吉森手作りは相変わらずでも
盛り付け配膳も、今では社中が頼もしく
私の足がヨレヨレともつれた初釜が
今となっては懐かしい…

懐石中に皆で一言ずつ
昨年がご自身にとりどんな年だったかと
今年の抱負を語っていただきました
私が一番楽しみな時間✨

茶名となり御披露目を控えた方
就活に入る方
春から社会人になる方
新たに小学生にお茶を教え始める方
袋を習い始める方
ジム通いで基礎体力から鍛える方
皆勤賞を狙う方…

みんな気になる千絵先輩の抱負は
『今年は五年生になります。お茶の目標は小習い十六ヶ条を全部マスターすることです✨』
に、こちらの背筋がピンっと伸びました💦私が課題を頂きました
(やらぬ稽古を浮かべて反省)

稽古茶事に七回参加で、かまくら月釜でも水屋をしている美鈴さんが、気づけば初釜でも裏をして、今年は放課後クラブで教え始める…
結果自然成の文字が浮かぶ

今回が初の初釜だった三名のうち
最年少、小学校一年生の和希くん

紋付き袴の出で立ちに、マイクを渡されると、急にイキイキ目を輝かせながら…
『冬休みに~、湯タンポで~、
低温火傷をしましたっ❗』

と明るく元気に『抱負⁉️😅』を語ってくれ一座大爆笑での建立
初笑いをプレゼントしてくれました

一年生に『抱負』は分かりにくかったのか(単にこっちの方面に才能があるのか…)
お母さんの苦笑の瞬間をカメラが捉えました😀

濃茶は吉森
正客は宗華さんから宗豪さん宗尚さんと宗宗たる新メンバーで
薄茶は若手ワンケンバシ・チーム
幸子さん美帆さん敦子さんでした


(20200112令和二年社中初釜)
薄茶、水屋、福引き
和み編
片付けチームのキメポーズまで