和敬清寂 日記 ~幸せの種の見つけかた~

和敬清寂 日記~幸せの種の見つけかた~(↑も母の口癖語録から)昨日、京都のご実家に帰省されているお弟子様からの宅配来る

『朝採り筍をすぐ茹でたので』のメッセージの翌朝に届きました

元気や陽気をぎゅっと抱いた『いのちの芽生え』食材

節約生活の日々の最中にこれは普通に『最大級』の幸せこの幸せの種をどう育てようか考えて…ワカメと一緒炊いて実山椒を添えて籠城中の母にお裾分けして(今頃ひとりで元気になっているだろうか)残りを今シーズン初の筍ご飯に

自然への感謝ご縁への感謝生かされている実感…なんとストレートに感じることか食べ物だと直球で右脳に届きますね(笑)そこへお客様がひとり見えました『ご親戚で消毒剤の入手にお困りのかたへ差し上げたいので電解次亜水を分けて欲しい』と…こんなご時世に少しでも『お役に立てる』という喜びを私に与えに来てくれた福の神さまに筍おにぎり

おひとつお供えを

なんと福の神さまからはご時候の木綿手袋とマスクと…そしてなんとリンツのチョコを頂きました

水とおにぎりでこんなに…(涙)ありがとうございます

今日はわらしべ長者のお話の中盤のようです!?(笑)さて露地の銭苔とりを終えた夫とリンツでお茶いたしますリンツのチョコでは星霜軒月釜の『マリーアントワネット茶会』を思い出す

国民の幸せを願うきもちを受け取れた人は不幸にも少なかった時代…現代の日本は果たしてどうなんだろマリーアントワネットが生まれる半世紀前に造られた茶碗(1707年製と解っている)を磨きながら時間旅行…師匠の50回忌に師を思い茶碗を造る時代は変わっても人の営みや心は変わらない変わるのは言葉かなそれが異時代の人との交流を少し遠ざけてしまう3密は、密閉、密集、密接、でいま避けるべきもの三密は、長いこと仏教用語として生きて来た大切な言葉…体と言葉と心のこと新しい言葉をひとつ覚えるなら古くからある言葉もひとつ同時に理解したい検索は便利だけれど検索エンジンは私に必要な順に表示するようにはできていないから添える言葉を選んで取り合わせて初めて自分の欲する世界が開ける茶道具と茶道具だけでなくお人とお人の取り合わせも大事…食材と食材もまたそうだけれど言葉に添える言葉の選択『取り合わせ』が世界を創る幸せの種は無限にある見つけ方を学ばねばならない育て方を知る人に就いて学ばなければ世界中にある幸せを味わうことができないタケノコ空豆豚の生姜焼なめこともやしのお味噌汁辣韮ローズヒップ…食卓に学ぶ