星霜抄~時鳥は不如帰~

星霜抄
 ~時鳥は不如帰~

来ました、不如帰(ホトトギス)
今朝から栗平で鳴いています

喉を切らし血を吐いたかと
みまごうような紅い口…

古の歌人の畏敬を誘い
魅了した狂おしい恋の叫び

それは自然な命の営みです

遠く遠くインドから
私の住む町へも飛んで来る

達磨大師の西来の意を
庭のやまももの実りに
重ね看る

今年はかなりの実り年のようです
やまもも拾いが始まります

さて二階まで楓が伸びて
窓から青葉が見える程になりました
夢に描いた『木漏れ日の中の目覚め』まであと少し…

歳歳年年樹木は成長し
栖(すみか)は様変わりする
自らの変化も世の変化も全ては
自然でMarvelous!
今朝も二人で也太奇しています

お健やかな一日を