水無月の茶事 春日とよ芝鳳先生

水無月の茶事
敬愛する小唄の春日とよ芝鳳先生と、会の皆様をお招きして三年連続で水無月に茶事
いつも、星霜軒の前に、柿生霊園の両親の墓参をしてくださいます
お心が有り難くて涙いたします

茶室披きの年から毎年いらしてくださいますが、今年、ようやく露地をお通りいただけました

またしても露地先案内人が嬉しそうに飛び石まで指差して案内しております(笑)
ちっとも前に進めずに微笑む客人方

試みに、初座の懐石と、最後の薄茶を立礼席にして、ゆったり涼しく寛いでいただきました

この度は、連客の中に、プロの料理人もお招きしており、インテリアの社長さんもお招きしており、呉服屋の旦那様もお招きしており…汗

調理、盛り付け、お運び、掃除、しつらい、着付と…、すみからすみまで、緊張することしきりです

いつも開き直りが必要です
とにかく、素人が一生懸命に励む姿を露堂々とお見せするのみ
茶事はその愚直さと誠実さの実践であり、まっすぐな自分になれることが悦びです

少し掲載が遅れましたが、水無月の一番の思い出をくださった皆様、本当にありがとうございました

大好きな、優しくおおらかな方々と、次は秋の深まるころに、茶飯釜でお招きすることをお約束してお見送りしました

あまりに幸せな日、満たされ過ぎて、全力出し切って、空腹に気絶しそうになりながら、まかない懐石いただいて、洗い物の後は自分を洗い、電池切れを迎え、facebookの余力もないまま、今日になり大変失礼いたしました

本当に満たされた時間ほど、写真も投稿も残らないことが多いのは事実です…
料理、手製の菓子、姿形が残っておりませぬ(笑)
それでよいのだと、僅かなスナップを眺めております