2020.05.01 ~和敬清寂日記~

2020.05.01 ~和敬清寂日記~
『4月尽より5月への移り変わりをこんなに静かに迎えたのは何年ぶりだろう!』
と、クスクス笑いながら
遠足前夜の子供の頃のように
翌朝になんにも予定がないことを
『心待ち』にして興奮しながら
ゆっくりゆったり
時間を噛み締めて過ごしました
昨夜は思いきり夜更かしして
今朝は思いきり朝寝坊しました
ゴールデンウィークはここ何年か
『ひかりの茶会』で連日の
日替わり茶会でした
炉風炉の入れ換えもそこそこに
庭木に水遣りしに深夜に帰り
麹町のマンションに泊まり続け
万緑の皇居を横目に見ながら
日本銀行前の桜並木を潜り抜けて
毎朝、日本橋にご出勤でした
イベント暮らしは
おべんと暮らし…
いつしかこんなキャッチコピーができる程、
毎年、3月、4月、5月だけでも
20席分近くの道具組を考え、
会記を作っていたのかと…
マッドな春を振り返り
緊急事態宣言を受けなければ
自粛できないのかと自嘲しました
晩春から初夏の頃は
一番好きな季節です
(あ、もしかしたらまた、他の時期に同じこというかも知れませんが、
ごめんなさい!
わたしは『今』が好きなんです(笑))
新樹光から万緑への変遷
杜甫でなくても詩人になります
『いずれの日かこれ帰る年ぞ』
絶句の春は、
いきなり時勢により
星霜軒に帰って来ました
(杜甫も絶句)
我が家の宗旦居士の軸は
杜甫の寂寥感から
さらに数十回の春を越えて来た
花もなく緑だけあればよしとする
侘びの知足が瑞々しく滴る
閑居の御師匠さまの詩
自分達の為に掛けてしまおうかしら
昨日はそれでもリモート稽古で
四人の方とまみえ
友人から手作りのジャムと梅干しをいただき
庭を手入れし
少し散歩して
仏画を貰ってしみじみ眺め
映画を見ました
今日もキンモクセイを整理して
枝葉を袋詰めしながら
枝がきれいだなあと眺めているうち
捨てられず(笑)
なんとなく麻紐で括っておきました
薫風の中でシラカシの若葉を愛で
三年経った生け垣を撮影していたら
門前にきれいな女の子と両親が佇み
星霜軒のパンフや水を見ていました
『こんにちは』
『こんにちは』
最近は町の方とよく会話します
まずお父様と時勢をお話して
つぎにお母様と和みをお話して
最後に待ちきれない顔の女の子と
お話しました
『キンモクセイの枝を払ったら、オラフの手みたいな枝がたくさんあったの、見る?
なにか作れないかしら?と』
なんて気を引いて(笑)
括った枝を三束見せました
『なにができるの?』
と目をキラキラ✨
『わからない!
なにか作って見せてくれない?
どの束がいい?
大中小と三つあるけど』
『じゃあ、大!』
結局、おおきな枝の束を大事そうに抱えた女の子と
優しいご両親に手を振りながら
見送って
見上げた青空には
白く月が光っていました
ああ、『日を暮らす』とは
太陽が沈むまで感じ続けると
こういうことなんだと
知ってるつもりで解っていなかった
美しいものを見つけました
星霜軒ブルーの寒天と
冷やし善哉で一服して
また二人で映画を見ました
『最高の人生の見つけ方』
ちなみに昨夜は
『最高の人生のはじめ方』
どちらもロブ・ライナー監督
モーガン・フリーマン主演
さて、今日の一冊は
やっと入手した
届いたばかりの本です
ただいま次亜水で清め中
大好き定番メニューの殿堂入は
ホタルイカの炊き込みご飯
炒り豆腐
暮らしは仕事
仕事は暮らし