「一日一仏」

「一日一仏」
星霜軒に通う、ある少年より(自主的に)バトンを預かる。
バトンを僕に渡した後も、彼は描き続けているらしいから、バトンというより二人三脚と呼ぶべきか。
松永耳庵旧蔵「文殊菩薩騎獅像」を模写。
無我なる子供の境地が、澄みきった融通無碍な文殊の智慧に相通ずることから、たびたび童形で描かれる文殊菩薩は、少年と僕の共通の守り本尊でもある。