今年一番目の泰山木の花が咲きました

くりひらいふ。
今年一番目の泰山木の花が咲きました

タイサンボクって北米から明治期に日本に入ってきた樹木なのですね
(今度こそ覚えるかしら?)
感動した瞬間に学ばせようと
たぶん毎年
吉森博士が隣で囁いております

大きさ
白さ
優美なカーヴィング
そして花芯のインパクト

ただ者ではない風格
なのに案外と穏やかなお名前
いつも小さなミスマッチを感じます
そこがエキゾチックなのでしょうか

転校してきた背の高い金髪の外国の子が
案外おとなしい性格で
編み物が趣味だと聞いて
急にほっとするような
なんとなく
世界か優しくなる感じ…
(全然どんな感じが分からないかも(笑))

玄関脇の姫沙羅の花も咲き始めました!
こちらは
小さい
小さい
アップにしたら二人ともにてるけれど…

最後の一枚は
母(師匠)の稽古場の玄関の花
今日は濃紫色の鉄線でした

稽古中の母の独り言…
窓の外に見える
満開の鉄線を眺めながら

「うちの鉄線はね、一株から、四弁、五弁、六弁と、みんな思い思いに勝手に咲いてるの……」

なんだか娘息子の暗喩なのか(笑)
社中の弟子達の幸福を願う言霊なのか

ふふふと笑って
聞いていますよと反応しつつ
茶通箱の正客の問答に専念すべく
言葉は返しませんでしたが…

丹念に生真面目に造形を継承する花も
少し勝手にアレンジしながら咲く花も
一生懸命で誇らしいなと
帰りの玄関で
振り向き様にそっとシャッターを押しました

床の間以上に
趣向のある気がする
玄関の花…

稽古場に通う
私たちの密やかな楽しみです