星霜抄 ~卒寿記念茶会2025.11.23,24~

星霜抄
~卒寿記念茶会2025.11.23,24~

母の卒寿(90歳)記念の茶会を無事終えることが叶いました
お天気に恵まれ小春日和の三日間
お陰様です
全てに感謝しかありません

========礼状=======
謹啓 冬紅葉の候

この度は母 松浦宗靖 卒寿記念の茶会にお付き合いくださり誠にありがとうございます
この茶会に向け母と共にできることを探し三つ実現することが叶いました
少女時代の母に逢って欲しくて「靖子抄」を出版し皆様にお届けいたします

卒寿の身体に合わせて小さな点前棚「立青台(りゅうせいだい)」も誂えました
靖子の「靖」の字から名付けました

また母の婚礼に際して、実父が認めた「祝歌」を軸装し先祖への報恩としました
昭和十年生まれの母の幸せな幼少期は大東亜戦争の開戦で一変しました
学童疎開の栄養失調、毎晩の空襲と防空壕、終戦の青空と戦後の食糧難、小さな体でどれだけの苦難を乗り越えて来たのか

「まさか私が九十歳になるまで生きるなんて…思いもしなかったから覚悟なんでできていないの」
多くのお人の手を借りてさえ今なお生きるための戦いがあります
しかし「どんなときも自分で幸せの種を見つけて、それを育てることを止めてはいけない」
という靖子節は健在です

卒寿茶会という「ありがとうの花」を咲かせることができたのも
お茶のご縁と心優しい人々のお陰様です
夏以来、母の体調に予想以上の波があり

「茶会は無理かも」と何度も思いつつ、皆様の笑顔を想像し支度して参りました
いつの間にかお客様も社中も、家族親戚までもが、本日の無事を祈ってくださり
その願いが天に届きました

感謝と忝なさに涙が出ます
このご縁が私共の「しあわせの種」です
皆様の御多幸をお祈りします

謹白
令和七年霜月吉日
星霜軒 吉森宗浩 宗光

※二日間の茶会で十席
全ての回に出て二百名の方へ
ご挨拶させて頂きました
お陰様で翌朝も元気です

[オフショット スマホから]