ご報告 新潟市「天寿園」での茶会 お茶会編

新潟 天寿園茶会

茶会を終え、少し新潟を散策し、月曜夜には無事、星霜軒へ帰りつきました。
少しだけイメージとともにご報告いたします。

初めての地、新潟での茶会、開催にあたっては準備に緊張しつつ、様々な気づきと思い出をいただきました。

二日間、素晴らしい庭園に囲まれ、自然光と緑の影が美しい茶室で、ゆったりとお客様と語らう好日を過ごしました。

白菊に露をあしらい黄身餡を入れた練りきりは、銘を「寿(いのちなが)」としました。
重陽の節句に重なり、天寿園の中国庭園に居て、清流の上の茶室に水明かりを眺めながら、二日間すまう茶会。
蒲の穂が弾け、綿毛が風の道を見せてくれ、水面が綺羅で喝采を送る…
静かなパレードを見る高窓で、欄干に寄り添い、自然の豊かさ、世界の美しさを愛でている、いえ、心の中で叫んでいました。

皆様のご長寿と日々の好日を祈るための室礼が、亭主側こそが命が長らえる心地がいたしました。

幸せに満ちる日、
謝茶。

猪井さま、ご担当の近藤さまに、そして、私ども星霜軒の茶味を寛容してくださるお客様皆様に、心からの感謝を送ります。