ご報告 第21回 星霜軒 月釜茶会『星霜軒の炉開き』その3

第21回星霜軒月釜「炉開き」その三

第二席~第三席、番外編まで

中学生になった甥の快翔。
夏休み以来の久々の手伝いでした。
少し着替えに時間がかかるなと思っていたら、久しぶりで袴の紐など忘れかけたらしく、スマホで動画検索して着付けていたのだと聞いて、大人になったなあと感心。
再会一年ぶりのお客さまには、大きくなったと驚かれました。

影を仕切ってくださった坪内さんはスタバ企画室仕込みの見事なキッチンワーク。
狭い場所にある小さな平面の使い分け方が実に見事で、脇引や盆の選択と配置が、大変勉強になりました。ありがとうございます。

第二席で正客に座ってくださいましたのは、星霜軒のHPをお任せしている山田さん。
お茶の深い方に混じり、臆せず明るく「露堂々道」を御披露くださるところ、素敵です。
雨上がりの露地など、今日しかない画像を採取してくださいました。
私が見たことのない星霜軒を見いだしてくださいそうです。

第三席は、初めての顔合わせが調和し、母も来て昔を語り、庭師の杉山氏や、ファンタジアのご縁をくださった、忍びエンターテイメントの夜叉王氏も。
また、表千家、武者小路千家、玉川遠州流など他流の茶人が会し、続き薄茶のお点前の違いなど話題になり、客人の会話をご馳走に、うっとりしながらお茶を運んでおりました。

ささやかな福引では、福禄寿の神様が、星霜軒のお茶を、さらに面白く面白くしてくれそうな方へと粗品を運んでくれ、未来が楽しみになりました。

続き薄茶三席の亭主に、語りも尽くす吉森。
席の間に無言でお汁粉をすすっておりました。

番外編には、昨夜の試食風景と、瓢の干菓子の製作工程スナップを添えました。