ご報告 第26回 星霜軒 月釜茶会『光源氏茶会』その1

~月釜報告 その1~

4月15日(日)は星霜軒の第26回目の月釜でした。

「光源氏茶内」は、源氏物語の前半、光の若い頃にフォーカスして、登場人物を取り合わせにしながら、主客、恋や季節、襲の色目などを語らいました。

若き光源氏役には、首都大、茶道研究会の部長、圓谷凛太郎くんが、紋付袴でお点前を披露。
年上の葵役に鈴木美帆さん、振り袖姿で活躍いただきました。

毎回、必ず初めての試みを加えてきた月釜。
今回は、二階の洋間を立礼席に初使い。
道具部屋も片付いて、水屋として初使い

また、目玉のひとつは、「星霜軒のガレージ披き」でした。
古い屋根を撤去し、新たに木製柵を巡らせ、一壺天としました。ヒバの色が気持ちよく、近くに寄れば爽やかな芳香を感じます。
毎日が気持ちよくて、通るたび、見る度に嬉しくなります。

設計施工いただいた、静岡伊豆の国市の、中山技研の中山崇さんもお招きしました。
新しくなりました米ヒバの柵に、緑青色の銅ぶき屋根をお披露目。

金木犀が香るころには樹下でお茶を飲みましょうと、お約束しながら記念撮影。

新たな写真スポットになりました。

この日に合わせ、大きな青竹の一重切を誂えてくだった庭師の杉山さん。

みなさまのお気持ちで、日々新たな星霜軒に生まれ変わります