遅ればせ投稿。
ひかりの茶会、第4日目は5月5日、「こどもの日」でした。
テーマは「空」
イメージ曲は「風の通り道」
小学校3年生の千絵さんが10席すべてのお点前を務めました。
また2年生の萌寧(もね)さんと、1年生の優之介くんが交代で半東を務めました。
さらに今年は、5歳の和希くんが、初めてのお茶会お手伝いで、袴姿でお菓子を運びました。
草履の鼻緒が痛くてすぐ休憩に入りましたが、おやつパワーでまさかの完全復活!
一日、しっかり働いて、くったくたに疲れ果てて帰る後ろ姿を見送りながら、駅でママが立ち往生しないか心配しました。
さすが三年生の千絵さんは、あと二席残す段階で、
「え?あと二回で終わり?あと15回はお点前できるのに✨」
と跳び跳ねて見せてくれました。
萌寧さんも終始、気を抜かずしっかり守備を固めてくれました。
和希くんのデビューで、一気にお兄さん度が上がった優之介くん。
お世話してくれて助かりました✨
みんな本当に、たのもし過ぎ。
こどもといえど、歳々年々、同じからず。
和希くんが、菓子盆に乗せたお菓子を、じっと見つめながら、一歩、一歩と、真剣に運ぶと、お菓子が貴く輝きます。
千絵さんも、毎回必ず、お点前のお茶を、お客様が一口飲まれた後のお顔をじっと確認し、その服加減を確認してから、ふくさを着けます。
真剣さに、大人子どもの差はありません。
半東役の神妙なお顔。
神々しくもあります。
この日のための軸は、「空(そら)」
空へと駆け上っていくような、鎌利さんの筆。
その前に立てた屏風は、アートディレクターの大江哲さんが描いてくださいました蓮の花。
無重力を感じる軽やかさ、自由さ、未来が、眩しい気がいたしました。
水屋で支える大人の優しい視線が、キラキラと交差し、お客様の微笑みと照らし合う茶室。
心の理想郷を茶会にした日。
見るもの皆に感謝して、まっすぐな心、清らかな自分を誓う日でした。
帰りの福徳神社詣でも毎日欠かさず、四日目が終わりました。