光の露地披き&蛍の茶会を無事に終えました。
昨年の七月の「お茶会水族館」以来、久々に完全徹夜で、支度、施行を貫通しました。(^_^;)
心に刻み、体に刻む光日(好日)となりました。
関東にたくさんの催しがある中、星霜軒の月釜を選び、運んでくださった皆様には、感謝してもしきれない程、有り難く、貴く感じています。
改めまして、本日はご来駕誠にありがとうございました。
吉森が、三席、四席の皆様にご挨拶ができず、残念がるとともに、大変失礼をいたしましたことお詫びいたします。
蛍の調子を気にかけすぎ、優先しすぎて、自分達が堪えました(笑)
が、長年の夢を叶えられ、皆様の力の大きさを改めて感じました。
米粒ほどの小さ虫の「今と命」を見える形にしている光…
いつまでも見つめていたい灯火です。
あと数日は一緒に過ごせるでしょうか…
見えなくても、はっきりとある「いま」と「命」
見える形にする力を磨いて参ります
七月の月釜も、どうぞよろしくお願いいたします✨
輝いて生きる者たちがいて
私たちはそれを直感的に美しいと感じる
光は闇の中でしか見えない
闇がなければ見えない美しさ
明るい場所には溢れている光
見えない けれどある光
見えなくてもあるんだよ
金子みすずは字にしてくれたけど
幸せと光はよく似ている
ガラスは見えない光を溜める装置
西中千人さんが溢れる光を溜めてくれた
ガラスの飛び石は幸せへの道
星霜軒さんは言いました
茶室は宇宙に溢れて見えにくい幸せを
床の間に溜めて分かち合う舞台装置
今日、星霜軒に蛍がきました
ずっと貴方を待っていたよ
なのに昼の日の中では存在にも気づけない
暗闇で出会ったら今度は息を止めてしまう
動くこともしゃべることもやめてしまう
ただ心臓の鼓動を感じている
いつもの部屋がいまは宇宙
空間がどこまであるのか
その先は壁なのか闇なのか分からない
ただ自分がいま生きていることを感じる
蛍の光はひとりひとりの心の光
明滅する命の光