ご報告「大江戸文化を伝える会」茶会

「大江戸文化を伝える会」が急遽、明治記念館の曙の間にて開かれ、椿宗邦氏の手伝いに

小池百合子都知事はじめご来賓をお迎えし
短いながらも心に残る一会を得ました

星霜軒茶室を設計した椿邦司氏が昨年、東京国際フォーラム「匠の技の祭典」にて発表した、移動型組立式のスーツケース茶室「禅庵」

江戸(東京)の職人の技を随所にちりばめた
匠の技のショーケースとも

椿氏ら自らのお点前で来場者に世界に誇る大江戸文化の匠の技を披露
指物師の益田氏も、禅庵の一部からヒョイとはずした角材を手に、釘や金具を使わず強固にかつ即座に組上がる仕組みを来賓に説明

創作和菓子作家、井上豪(あらため井上宗豪)も、真新しい十徳姿で、禅庵にちなんだ自らの創作菓子
銘「行雲流水」を運び出し、甘美な技で会場を和ませました

この日は昼は星霜軒での稽古
夜は光庵での稽古の日…

その間に明治記念館を一筆書で通る
旅する茶室と旅する茶人のランデブー

昼の稽古で事情を初めて聞いて
そのまま急遽水屋に来てくれた
弟子たちに感謝です

忙しいほどに場面転換の多い日でしたが
場所を変え、迎えるお人がかわっても
一日中、お茶の心で三昧に暮らす二人三脚

私たち二人はそれこそ
日常的にスーツケースを転がし移動しながら
お茶に明けお茶にその日を暮らしております

そのうち、小さな星霜軒か
折り畳み式光庵を
匠の皆様にこしらえていただき
移動しながら灰型を整え
道具を乾かし
帯を解いて小休止もできたら…
などと夢は広がります

禅庵は、昨年の夏にデビュー茶会をさせていただきましたが
この一年の間に椿氏と禅庵が各地へ行脚し
ニューヨークではセントラルパークや国連でも茶会を重ねての凱旋帰国
久しぶりに生まれ故郷?の東京で茶会となりました

今年の「匠の技の祭典2018」では
新たな小型茶室も登場するようで
(さらに腰を低くする)稽古が必要な日々です
伝統は革新の連続ですから
毎日が新たな刺激に満ちています

eco検定事務局にいた頃はちょうど
環境大臣として接した小池都知事に
星霜軒カラーの風呂敷をお渡しできたのは
会議所時代からの続きの物語のようで
少し懐かしく嬉しくなりました

8月8.9.10も通い慣れた有楽町にて
国際フォーラムに現れる新茶室で
皆様にお会いできることを楽しみにしております✨

一会をご一緒した皆様と
写真を提供いただいた舟戸賢一さん(機材協力(株)富士フイルム様)、
社中の蛯名美鈴さんにも、感謝申し上げます。

どこに居ても茶三昧
暮らしは仕事
仕事は暮らし