三越でのトークセッションを無事終えて

九月一日。
二百十日、震災忌、風の盆…、、
今年は稲刈りを早めた方も多いでしょう。

私には、三越でのトークセッションを無事終えた日になりました。
三越さま、木下勝博さま、ありがとうございました。
また、お知り合いにも大勢さまにお運びいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
島根の清山さん、ありがとう。

帰り道の雨も、露地の草や苔を思えば感謝です。
胸にたくさんの笑顔を抱き、迎える夜。
夜半の一碗を点てあう。

ぽつぽつ語る、雨漏りくらいのテンポの、夫婦トークセッションで振り返る一日…

本当は、トーク直前に、別件で、本当に残念なメールが入り、読んでしまって、心がぐらぐらぐらぐら揺れていました。

正直、気持ちの切り替えがつくか心配でしたが、「いま、ここ」に集中するために、お茶を選び、稽古を重ねているのでした。

一生懸命に話しました。

お人に伝える言葉は、自分の両耳が聞いている。
語る相手は他でもない、自分自身なのですね。

師匠の言葉がこだまします。
「やるからには、お茶そのものの価値を高めるお茶をせよ」と。

自分を振り返り、反省し、赦し、また次の自分に期待して、優しい言葉をかけて眠りましょう。