「さんさん会」定期総会 -基調講演-

2018年9月9日(日)
川崎市麻生区のアクティブシニアの会「さんさん会」の定期総会の基調講演に、吉森宗浩を呼んでいただきました。
吉森正人(亡義父)が所属していた「さんさん会」の招きで、理事をしていた施設での講演。

五年前の葬儀前後や、四十九日に偲ぶ会として星霜軒に集ってくださったお顔もある中、「お茶の好さ」をお伝えすることは、
いまの私たちの暮らしそのものをお話することであり、
感謝と御礼を述べながら、面映ゆさもあったでしょう。

私は別席で、小さな茶会をさせていただきました。

アクティブシニアに相応しい、重陽の節句にあたる日。

毎日が日曜日だから、と「さんさん」とつけたと父から聞いていましたが、
それなら、やはりこれ、と思い、
軸に前田鎌利氏の「日々是光日」を掛けました。

火が使えないことや、設営、撤収が極めて短く、人手も最小限ゆえ、錆和紙の瓶かけに、盆略点前を、会議室の円卓にて立礼で行いました。

二階では吉森が、冒頭にスライドショーを使いながら、日々の星霜軒をお伝えしています。

稽古風景、茶事の様子、懐石料理、月釜茶会、出張茶会、和菓子作り、四季の露地、台所風景…などなど。
スライドショー製作過程で、二人で、忘られぬ日々を振り返りました。

講演、茶会、質疑応答。
絶え間なく質問が涌き出て、応答というより、トークセッションに。(笑)
さんさん茶会の次は、すぐ、さんさん茶事になりそうです。

「こんなにお茶が面白いとは思ってもみなかった」
「是非、茶事に行ってみたい!」
と嬉しい言葉の数々を土産に、帰宅後は仏前に報告を。

水屋でいただくお茶の美味しかったこと。
社中の皆様、ありがとう。

感謝、合掌。