令和元年吉森社中秋の小寄茶会 五島美術館

2019.10.20 令和元年秋 日曜日

年に一度の吉森社中の茶会は無事終了いたしました
感謝いたします

語り部とカメラマンは両立せず
今回の写真はほんの僅かですが
余情残心の糧になります

吉森の濃茶席にて不老門を掛け
私は菓子席にて菊慈童を掛け
武井宗尚は薄茶席にて前三々後三々を掛け
三人異口同音に、繋ぐ、繋がる、伝えるについて語りました 

母より譲られた留め袖用の反物を
訪問着に仕立てものに
この日初めて袖を通しました

2019.10.20吉森社中
秋の小寄茶会 その2

冨士見亭 薄茶席では
今年茶名を拝受した武井宗尚の席

秋田出身
大学の研究室で出逢ったご主人とは
きっと日常会話に東北の自然や
遺伝子、キュリー夫人も登場するのでしょう✨

軸の瑞巌老師の前三々後三々から
床飾りのワトソンとクリックの写真にいたる思想と遺伝子の物語はまさに武井ワールド

穏やかな語り口とともに
楽しんでいただけましたか…✨

武井さん自身の長い旅が
この日、目的地に到達しました
そして、そこは新たな旅の出発点です✨
終わることのない旅を引き続き楽しみましょう

冨士見亭は私が大好きな場所
大きな窓より季節と自然が相伴してくれる茶席
鉄道王の夢とロマンを描いた車窓を
ここに移築しておいてくれた場所

お点前デビューもあり
はらはらドキドキおろおろもあったそうですが
意図しては造り出すことのできないそれらもまた
自然の景色として楽しんでくだされば幸いです😅

不完全なものを愛で見守ってくたさる慈愛あるお客様の眼は
まさに観音、福寿海無量

2019.10.20
秋の小寄茶会 その 3

水屋オフショット
終了後の社中席
点心席
前日準備風景
首都大チーム写真