三斎流翠尚会 東京社中 十周年記念茶会に招かれて

10月26日(土)の日記

池上梅園の清月庵 聴雨庵を久ぶりに訪ねました

木下着物研究所の木下夫妻のご縁や、
ゑびすふく福のクボタヤスコさんら、仲良しさんが多く
相客もさと子さん、さとみさんといった社中や、月釜にいらしてくださるお馴染みさんで
和やかな半日を過ごしました

三友居の点心から、薄茶席へ
道元禅師和歌にはじまるほの暗き床に、幽かに光るぬばたま

濃茶席では尚子先生の語りに聞き入り、三斎公の君が代の手に
ともに令和をことほぐひととき

和みの一日をありがとうございます

そのまま翌日の鎌倉月釜の花を調達に行き、七種をみつくろい
麹町の光庵に帰って一息

イサム・ノグチのテーブルを嫁に出す約束があり、待機なのです

アンディ、美帆さん、ジーさん、
車で引き取りに来てくれました
お疲れさま✨

月釜の菓子を届けてくれた井上さんも一緒にお手伝いくださり感謝

栗平へ帰宅すると解体真っ最中の門に出くわし、その分厚さ、鉄骨の多さに驚く…
何世紀見越して建てた城塞か?💦

仮設の入り口が作ってあり、重機や道具も念入りに整頓されて、静かに眠っているようでした
水屋を見るような気持ちに…
地元の解体屋さん、崎さんの仕事ぶりが表れています

仏壇神棚に報告してから
ようやく着物を脱いで着替えると
庭の杉山氏が表れて…
インターホンのない玄関をノックする音で、なぜかすぐ杉山氏だと思いました😀(笑)

この日、玄関前から外露地へと移植したヒメシャラの様子伺いのために、近所で食事しながら待っていてくださった様子✨
こちらも優しさを手仕事する職人さん
仕事が終わるまでは隠していたようで、実は捻挫を患い中
翌日の鎌倉月釜の客を断念すると聞いて、ならば、と
早速、きんとんと薄茶で一服
吉森が側で明日の趣好を問わず語りしている

トラックを見送って、ひと安堵

鎌倉行きの為の車を取りにいき
解体屋さんの重機、コマツのユンボと、縦列駐車して泊める(笑)
なんだか不思議の国の我が家…

玄関の外側は別世界ですが
星霜軒に入ると日常があり、ほ。☺

風炉の名残の茶席を思いながら
お風呂に入り四肢をしっかり伸ばし
翌日の点前に備えました

着物を支度して
趣好のおさらいをして
お弁当の用意をして
(鎌倉月釜は手弁当なんです✨この日は栗ご飯と銀鮭の串焼き、きんぴらごぼうを準備)
香煎に出す黒豆茶を作り冷ます

よーやく寝床に入ったのは丑三つ時
茶会の写真をアップしたかったけれど、スマホを三回落として断念(笑)

今日は佳き日
明日は好き日

それは変わりないけれど
それらを綴り綴って
電波の青海波に乗せて旅立たせ
いつか潮の流れに乗りやってくる
ご縁を楽しみに
種を撒く気持ちで日記する…

変な欲張りに駈られている自分…

ご縁の縄を綯う暮らし
暮らしは仕事