恒例のお汁粉

84歳の師匠の稽古場では恒例のお汁粉をいただく
(師匠の味=母の味)

丹波大納言にこだわり数十年…
入手の困難さや時期の難しさは昔から耳に小豆ができる程聞いてきた、、、
今年は北海道大納言でしたが、大粒ほくほく、まさに赤いダイヤモンド✨

小豆を茹でる傍ら
こし餡を朝から5~6回、水で晒してから別のお鍋で練り、お汁粉の仕上げに入れる
これによるコクが美味しい✨

他にも秘伝、口伝のコツはありますが、継承(相伝)するのはわたしへか、吉森へか、、、負けそう…😅  
お餅はお椀の底に沈めています
上からどっさりと小豆をのせるのが師匠風…

『お餅は見えなくてよいの?』
『この方が味がしっかりからんで美味しいから』と、
お茶のことでも、味(実)をとるんのですね、師匠!
そこは松浦家の家風!?

台所には大量の切り餅が用意されている…
いったい、弟子は何十人来るのだろう…😅と?

不思議になるくらいだが
毎回、決まって聞かれるのは、

『お餅は何枚入れる?』
…(一枚でしょ、普通)
『二枚?三枚?』
『あ、一枚でお願いいたします』
『あら、けちなお腹ねえ』
と、若い(師匠が主観のみで、若者に分類している弟子)には、最低二枚の餅を焼き、1人暮らしの弟子にはひっそりタッパーを持参させるのも恒例❗(笑)

そろそろ大鍋を傾けるのも、危なくないのかとの心配を余所に
お汁粉の手伝い要請はない…

いそいそ
楽しそうに
大変そうにしている

3日連続で小豆を茹で、3日連続でこし餡を練る練る練る…

『お汁粉を振る舞うと長生きする』
という言い伝えでもあるのだろうか…

とりあえず、
『お汁粉を作ると弟子が来る』
というのは都市伝説ではなく、
臨床済みの研究結果であることは間違いない✨(笑)
出席率よい☺️亥月です

あまりイキイキ嬉しそうにしているので
羨ましくなってお汁粉作ろうかなという気になって帰る

すっかり暖まって汗をかいた首筋に
夜風をあてぬようにショールをかけつつ帰る道のりはとても幸せ

お師匠殿
ありがとうございます✨m(__)m

🔷顔写真は誕生日会のスナップから
 アニエスbと浜菊と萩茶碗…
 (笑)好きなものに囲まれている