バレンタインもかまくらいふ✨
明後日の準備に鎌倉へドライブ
鎌倉の一条恵観山荘での月釜茶会を星霜軒が始めて二年目に入りました
お集いくださる皆様のお陰様です
名前も『かまくら月釜』から『ゑかん会』と改まりました
寛永年間の御水之尾院時代に恵観公が担った文化サロンは
令和の今こそ花開きますようにと
静かにこつこつ釜を掛けております
明後日は利休居士にちなむお道具や
お話に花が咲く日…
菜の花のように小さくて暖かくて明るい茶会になればと願います
古い釜や、古い茶碗を使うので
毎回事前に湯を沸かし、こぼし、また沸かして
釜の湯を飲み
件の茶碗で茶を点ててみて
漏れや傷の有無はもちろん
味や匂いを聞きます
露地を見ながら茶の香りを聞く…
支度日は『亭主の楽しみ七分』の中のクライマックス✨
すでに腰は痛く膝は軋みますが
脳内モルヒネの分泌のお陰で
言葉にできない至福のひととき
紋付き姿は山荘見学の案内役でお馴染みの、狂言師で劇団主宰の川野さん✨
明調子に通るお声をいつも障子越しに拝聴しています
今日はお声かけしてご一緒に一碗を✨
男子三人、三人三様の人生の中の
一瞬の交差点に『緑』(の一碗)をさすのが私の楽しみ…
(チョコでなくてチャ)
刻々と変わる自然光をとらえた印象派の画家たちと同じ感動を味わっている✨☺
釜は人と同じ
好みの写しであっても
みな同じだけの行程を重ねて姿になり、それぞれ全てが一点もの
天上天下唯我独尊は当たり前
ほら同じ好みの釜を並べても…
みんな違ってみんないい✨
同じ一人が時々刻々
出逢いと組み合わせで変化する
利休様もいろんな顔をお持ちでした
太閤様とご一緒のとき
古織様とご一緒のとき
奥さまとご一緒のとき
お嬢様とご一緒のとき
息子さんとご一緒のとき…
お父さんと息子の取り合わせは
古今東西、交差点での事故が多い
うまく信号を切り替えて旗を降ってくれる女性がいれば
辛うじて安全に？すれ違ったりして(笑)
そんなことを想像しながら故人を偲ぶとき
同時に自分の父母や様々な人の顔が浮かび
ありし日の言葉が別の意味を持ち始めたりする
夕方たいそうな雨が降って
佐々木さんが手で清めた露地が
マイナスイオンと光輝く苔の浄土に…☺
そんな恵観山荘でゆっくりと
日曜日をご一緒に✨いかがでしょ
是非に
(明日まで受付可能です)
