~星霜 茶の湯よもやま咄~

花冷えの金曜日…
熱いお薄をいただきながら

ようやく手に入れた
仙台伊達家売立目録を開く
なんと入場券付🙌

『大正五年五月十二日~十四日
 午前九時ヨリ午后四時マデ
 東京濱町 日本橋倶楽部
 伊達家蔵品入札會』

『ようし早起きして行かなくちゃ!』
とウキウキする(笑)
大正五年に遡り行く気で読み進む

第一ページ目は
『名物唐物岩城文琳(上天文琳)』
見開きブロマイド付!さすが

あ、ちゃんと亡羊緞子って書いてある✨
大正までは可愛いこの裂地が亡羊緞子と分かっていたのに何故、近年は書かれないのか不満でした(写真は黒く柄は潰れてますが)
人間関係が分かる超大事な情報なのに!

(青貝唐物盆が我が家と同手で、伊達様にまたもシンパシー感じちゃいます)

面白くてかぶりつきで見ていたら
首と頭が痛くなった💧う~
本気過ぎました…まだ1/3

この調子で
令和五年五月十二日朝九時まで?
目録と預金通帳を見比べていたら
完全に寝込みますね(笑)

実はこの目録を手に入れた本当のお目当ては
星霜軒拾遺集(家宝)が一つ掲載されている筈
ゆえでした🤭パラパラ

あ、あったあった、……あら!
昨年、東美會で出逢ったキュートな茶壺
あの『こけざる』さんと並んでる(笑)
折り込みブロマイドではないけれど

1ページずつ割いてくれて嬉しい✨
この子(茶壺)の塗り櫃にも
いろいろ謎が深まる見所ありますが
内箱(桐)の書き付け(墨書)はこれまで
誰の字か解らなかったのですが…
『利休所持』の字が、願った通りの
伊達綱村公の筆と分かり大収穫でした!

夢とロマンの古書目録
(古目録の価格に驚いてる可愛い私たち)

古都や桜や世界遺産の投稿を見つつ
食卓でロマンに浸る三月尽