朝帰りの一人ドライブで青空を堪能した日。

朝帰りの一人ドライブで青空を堪能した日。

昨夜は検査前の吉森を麹町へ送り、眠くなってしまったので、麹町で眠り、車を返しに栗平へと早朝高速ドライブを楽しみました。
青空が綺麗で、夏雲の見立てを楽しみながら、フィリッパジョルダーノと、一緒に歌う…(笑)

実はいつものカーシェア、新車に代わっていたのです。
前の車両は、「このメーター、何回転目かな?」と首をかしげる程のお爺ちゃんカーで、ブレーキに渋い軋みがあり、優しく踏んでも、急加速だ急減速だと、ナビに指摘されることが多々あり…。

最初は不満を覚えたのですが、ある日から、「古い道具には、こちらが合わせればよい」と、お点前気分に変わり、通称「天目ドライブ」を楽しんでいました…

が、ある日、突然、新車に代わるのですね。
そりゃ、私に断る義理はないでしょうが。

前回、乗り終えたとき、ハンドルをさすりながら、「お爺ちゃん、今日もありがとう」と声をかけておいて良かった。

すぐさま整体へ。
今日は特別、痛かったけれど、新しい車から見たら、今度は私が天目茶碗かなと、自己車体のメンテナンスに努めました。

昼過ぎ、吉森は術後5年検診を終えました。
主治医から根治の言葉を聞けたとの知らせ、
本当に本当にお陰様です。
仏間に報告し、さて節目の今日は、どう過ごしたいかと聞くと、いつも通りの答え。
普通に家で、と。

夏の普通は、昼寝ですよね。(笑)
日盛りをやり過ごし、夕方から庭に出てひとしきり手入れ。

毎日、毎日、苔の様子を見る眼差し。
これからは自分達の体も、丁寧に毎日、観察しながら暮らして行きましょう。

日が落ちてからは月釜の準備。
工房と化したテーブルをそのままに、天茶盤で祖飯の夕食。
水だし緑茶で乾杯。

アホガド豆腐
冷や麦のサラダ仕立て
鱈とエリンギとアスパラと薩摩芋のホイル焼き

深夜のひかり食堂

暮らしが仕事で、仕事は暮らし。
明日は星霜軒での稽古日です。
夏しかできない、暑いから価値がある稽古も織り混ぜながら、日常というロマン溢れる物語を、社中とご一緒に。

感謝、合掌。