旅の日記 ~ その 5 ~
日常風景からこの町の印象を綴ってみました
日常の一瞬は詩的で美しく消えていく
よどみに浮かぶうたかた
自分の命である時間と引き換えにして
日常を丹念にカンバスに写し取ることで
その美を気づかせてくれた先達たち…
彼らの価値を認めてくれたこの町
私がたびたびこの町を訪ね
ここで呼吸して
思索して眠り町騒に目覚るために
日頃働いた糧を使うのは
町への敬意からです
暮らしは仕事
暮らしは美術館
今朝も近くの学校から
子供たちの元気な声が聞こえます
人の気配が
町の彩りです