「星霜軒一日二冊」其の一

「星霜軒一日二冊」其の一
こちらは、星霜軒の茶会をいつも魅力的にリポートしてくださる才媛と、仙台の茶友にふわりと渡された二本のバトンを一つにまとめました。
清原なつの著「千利休」
僕がお茶を習い始めた夏、本屋に平積みされていて、真っ白な表紙に螺鈿のように煌めく利休さんから何故か目が離せなくなった。
千少庵と住吉屋宗無が好きになった。
冒頭、小僧さんの利休に対する「あなたが一番やりたかったことは何?」という問いが、気がつけば自分自身に向けられている。
井上靖著「本覚坊遺文」
三船敏郎の映画を先に観た。
織田有楽と山上宗二が実在の人物になった(実在の人物なのだが)。
この本は、ひかりが幼少の頃から夏を過ごしている信州・御代田で入手。
野菜の即売所のように、夏木立の道の脇に無人の本棚があって、缶にお金を入れて手に取った。
正式名称は「7日間ブックカバーチャレンジ」です。