炉開き その②

炉開き その②

(初日午後から二日目)
三日間とも晴天の炉開きでした
遠来の客人もあり暖かさが有難いです

木漏れ日がふる露地が
手入れから三日間経ち
一段と落ち着いて来ました
夜には時雨も…感謝です

社中最年少の小学二年生は
初めての星霜軒
蹲柄杓も初めて…にしては様になっている?
(またしても忍びの如く物陰から撮影)
中学生のお姉さん弟子に憧れ
何でも聞いてぐんぐん吸収しています

炭火も壺も濃茶も
初めてずくしの一日お疲れ様でした

優しい正客様も
いつか可愛いお嬢様と並んでお茶を
召し上がって頂きたい

午後の部のお点前の予定の方のお一人は
急な発熱がありお休みに…
もう一方は肉離れで正座叶わず
急遽、午前の部から親子で居残りして
お点前して頂きました

二日目は都立大学OBがお点前担当
続き薄茶を二人でパート分けて
流れるようなコンビネーション点前

水屋も任せられる若手たちのお陰で
相伴のお茶を頂けました

だんだんと頼りになり
ついつい頼りにしてしまう社中の面々…

言わなくても解るのは年数でなく
茶力は人間力
優しさこそが技と思う炉開きでした

一方でいろいろ自分の至らない面が
辛い年頃になりました

才気溢れないこの子(自分)を
ここから如何に育てて行くか…
優しい先生(になりたい筈の)
己に問う日々です

よをうしやまとひとはいうらし

唐津織部の茶碗
伊部蓋置は古い鎮(しず 魚網を沈める重り)
瓢は箪瓢の建水