2023箱根の旅 11.29
吉森誕生日の思い出
松永耳庵の記念館を出て
伊豆山頂の沙久庵へ向かう
今年、念願の茶席を披いた
お弟子様ご夫妻の別邸へ寄らせてもらう
メルボルン土産の紅茶は甘い香り
なんとバースデーケーキのサプライズ🤭
蝋燭三本がオバQみたいで可愛い
ハッピーバースデーを皆で歌って
何年ぶりに『ふ~っ🕯️!』
(ちゃんと味のあるお爺さんになれますようにって、願い事してくれた?)
沙久庵ににじり入ると
石炉に掛けた釜から
ほのほの上がる湯気
私たち本当にお茶が飲みたかったようで
幸せで泣けてきた…
そう、ここの道安囲いと立礼の点前座は
紅葉庵に感動した私の願いでした
ここは大工の中山崇氏の丁寧な仕事と
細部に手を抜かない施主夫妻の心意気が
形になっているから
座っているだけで
構想から今日までの道のりが走馬灯に…
お点前で点ててくださった
熱々で清らかな静かなお茶に
ついについにありついた私たち!
旅館の部屋を出る時には
互いに点てて飲んだから
たった4、5時間なのに💧
なぜかやたら長かったお茶までの旅…
本当に美味しいお茶を
静かで優しい恵みを
ありがとうございます
あら?ふと、宗保さんが耳庵氏の
ポートレートに重なりました🤭
吉森より先に
味わいあるお爺さんになりそう✨
頑張って眉毛も伸ばしてね(笑)
二人で歩いて詰んだ花を投げ入れしてくれ
富士の色紙を柔らかく掛けて
蹲に水を張ってくださりありがとう
窓から暮れゆく海を見て
炭で沸かしたお湯でお茶を飲むとき
山川草木悉皆、この一碗に隠っている
やっと辿り着いた場所
ひたひたに満たされました
さあ、月を見ながら帰ります
私たちの星霜軒へ
そしてまた一服をご一緒に
今日が終わるまで
人生が尽きるまで
お茶を求めて行くでしょう