星霜抄 吉森宗浩の教授親授式


2025.6.12
吉森宗浩の教授親授式で京都へ

蛤御門から今日庵へと
朝風の中を歩いたようです
朝の緊張を和らげるためか…

「これからも二人三脚でもっと頑張ってください」
とお家元からお言葉を戴いたと聞き
こちらもまた身が引き締まります

いつもいつも見守ってくださり
本当にありがとうございます

不立文字にて
親授式の話は本人から聞いていただくとして私はインナートリップと
旅日記を


部屋を片してから
先ずは御所の万緑を目に映して歩き
光悦おじさんの家を過ぎて
貸切の楽美美術館で閑さを満喫…

いつもながら第二展示室にはまる私…
我が家の楽窯の獅子香炉の作は
長次郎、道入、一入、宗入、山田宗徧ですが

この日は四足立ち(ハイハイスタイル)の一入と宗入の赤黒一対に逢えました😊
ピンとしたお背中に七宝透の蓋がつくこの親子獅子は、ひとつの箱に納められていたはず…
(うちの長次郎とその写しの二体はひとつの箱を作ってあげたいのだが…問題はまだ兄弟がいそうなこと💧子供部屋の数が決まらない)

獅子香炉にDNAを写し伝えるお仲間ちゃんたちにまた逢えるのは嬉しいけれど(笑)

他にも慶入の貝殻うつしの釘隠は美しさ秀逸✨
貝殻コレクターの吉森なら貝の種類を全て言い当てたでしょう(笑)

我が家にある三宅亡羊旧蔵の香合は
人手の様な「お星様」の形で
これは聚楽第の釘隠を!(破却後に掘り出したのか?)
二つ重ねて香合に見立て使いしたものです…長次郎の手でしょうか

あまりにほつれ安く脆いので
未だ御披露目していませんでしたが
にわかに使いたくなりました✨

儚さは愛おしさに繋がります

美術館を出て堀川通の銀杏並木の木下闇を伝う
炎暑を避けてとことこ歩いて行くと…
茶道資料館前で見慣れた細長いシルエットを見つけました
「お疲れ様😊」

資料館へ入るとすぐ
リチャードさんに再会
その後は義翁さんとお話したり
ホーム感たっぷりで和みました

兜門前で今日庵から吹いてくる風を私も少しだけお相伴したら
東京五輪の最中の7月の親授式を思いだしました
あの日のアスファルトは強火のフライパンの上の様でした…(笑)

ホテルで着替えて遅めのランチ
ガラス越しに錦鯉と手話で会話をしながらのんびり珈琲をお代わり
(魚と話ができるようになったのも、魚好きの吉森の影響かも)

北村美術館へ行きましたらお休み…で、フラれてしまったのでそのまま車で京都を後にしました

京都を歩くと実に様々な思い出や
お人の顔が浮かび
声が聞こえて来ます

空海や嵯峨天皇から今を生きる茶人までぐるぐる私の中で混ぜ合わせる場所が京都です

正味半日でしたがまた
たくさんの面影やお声を聞きに参りますね